押入れの中の他人(2008.05.30)
本当はとんでもない犯罪なんだけど、なんだか思わず笑ってしまいました。
福岡県で見知らぬ他人のうちの押入れに勝手に入り、押入れに住み着いていた女が逮捕されました。この女、住所不定(そりゃそうだろう)、無職の58歳。いわゆる団塊の世代で、同級生のほとんどが結婚して子供を2,3人産んで、子供も独立して(最近はそうでもないか)、夫の定年退職でこれから夫婦2人の第二の人生を始めようかという世代かとおもいますが、どこで人生踏み外してしまったんでしょう。
女性週刊誌ならずとも、この女の半生に興味津々。新潮45あたりが特集組んでくれないかしらん。
この住み着かれた部屋の住人は57歳の男性で一人暮らし。以前から家の食べ物がたびたびなくあることがあるので不審に思って、仕掛けカメラを設置していたら、見事この女がわなにかかったとのこと。なんだか、漫画のようなお話しです。たびたび食べ物がなくなるって、その時点で空き巣を疑って当然なのに、部屋の戸締りはどうしてたんだろう。いくら田舎でも無施錠ということはないと思うんだけど...ありえるかなあ。
ところで、被害は食べ物だけで、現金や預金なんかは盗まれてないのかしらん。食べ物以外の実害がないのなら、いっそ警察に通報せずに、見てみぬふりをして、少しの間でも押入れの中に住まわせてやってもいいんじゃないかなと牧歌的なことを考えてしまいます。ちょっとしたことでキレる隣人がいたり、だれでもいいから人を殺してみたくて無差別殺人に走る少年がいたり、いろいろ人間関係が複雑化している今だからこそ、こんな昭和的メルヘンチックな話があってもいいんじゃないでしょうか。うちに住み着かれるのはごめんだけど。
この女、押入れの天袋にマットレスまで持ち込んでいたらしい。完全に「マイルーム」。なんか、不条理劇団のひとり芝居になりそう、見たくないけど。

