借金のハードル(2008.01.23)
何回も書いてますが、私は怖くて借金ができません。これまでの人生で個人で借金をしたのは、住宅ローンただ一度だけで(「個人で」というのは、もちろん頼みもしないのに国が盛大に国民名義の借金をし続けてくれているからです)、しかもその住宅ローンも1年数ヵ月で早々に繰り上げ返済で完済してしまいました。
いたって質素な生活を送っているこんな私も、さまざまな生活シーンで「カードで借金して贅沢を楽しめよ」攻撃に頻繁にさらされます。
たかだか数百円の買い物をしただけなのにポイントカードの作成を勧められるドラッグストア。100円ショップでそろえたのかと疑いたくなるようなうんざりする粗品のために送られてくる豪華なDMに辟易。
オンラインで指定席が予約できる便利さから入会した近所のシネマコンプレックス。通常の会員カードなら年会費は500円、クレジット機能をつければ年会費無料って、なんだかなあ。
有効期限切れで切り替えたら有無を言わさずクレジット機能がついてきたDVDレンタルショップの会員カード。「レンタル半額の日」にしか使わないんだけど。
給与振込み銀行を指定されたためにいやいや開いた銀行口座。頼みもしないのにクレジット機能がついてきた。給与振込み日以外に使わないのに。
数えたことないけど、現在30枚以上のクレジットカードを持っているはずです。常に持ち歩いてるのはそのうち5~6枚ぐらい、マイルを貯めているメインカードは1枚だけで、あとは引き出しの奥に入れっぱなし。いったいこの国には何枚の死蔵カードが眠ってるんだろう。年会費無料のカードのマイルやポイントをすべて有効期限前に使い切る私って、クレジットカード会社にとって招かざる客なのでは?
最近クレジットカードデビューする若者の中で、決済口座から引き落としができずブラックリスト入りする割合が急増しているそうです。非正規雇用の状態で初めて社会人になる若者が増え、収入が途絶えた途端にカード決済している家賃や光熱費、携帯電話料金などが払えなくなるからです。彼らにとってクレジットカードは借金などではなく自分の銀行口座、カードの利用限度額は「今使える金額」と同義語のようです。
クレジットカードのキャッシングを一杯に使ってしまった人は、当然消費者金融に向かいます。そこでも行き詰れば闇金融へ。借金のハードルが低くなった分、その潜在的な奥行きは深刻です。

